先月、3/23日になりますが、コロナ禍の時短要請中の中、
ちょうど80回目となった賞味会を開催させていただきました。
今回は、瀧川鯉橋さん(→プロフィール)の「落語の夕べ」です。
演目は『元犬(もといぬ)』と、『かっぽれ』の踊りでした。
通常より若干スペースを開けて席を並べた会場ですが、ほぼ満席。
こんなご時世の中、本当にありがたいことです。
お忙しい中ご来店いただいた皆様には、心よりお礼申し上げます。
それでは、当日の様子を写真を中心にお伝え致します。
前半の瀧川鯉橋さんの落語からスタートです。
演目の『元犬』は、
江戸時代中期に出版された笑話本の中にある、
「白犬の祈誓」が元の噺だそうです。
白い犬は人間に近く、
信心すれば人間に生まれ変わる…という話を信じた犬が、
実際に人間になってしまったところから始まり、
たまたま丁稚に入った家の主人とのやりとりが楽しい噺。
鯉橋さんの軽妙な語り口で始まりました。
話の合間にちょいちょいと、
現代の世相も挟み込みながら、
様々な動きや表情でお話を進める鯉橋さん。
とても巧みです。
『元犬』の噺のあとは、
鯉橋さんご自身が踊る『かっぽれ』で、
前半の演目を終了しました。
時短営業に伴い、残念ながら少し短めではありましたが、
瀧川鯉橋さんの楽しい噺と踊りでした。
鯉橋さん、今晩もどうもありがとうございました。
続いて後半の食事会は、地下のダイニングへ移動。
当店のオーナーシェフ、折田浩の挨拶から始まります。
続いて、ワインのインポーター大倉フーズの横山さんからの、
本日お客さまに提供する、泡・白・赤、それぞれのワインの説明がありました。
(それぞれのワインの詳細は記事中に)
本日のスパークリングワインです。
Spumante(スパークリングワイン)
プロセッコ・スーペリオーレ DOCG
(Prosecco Superiore DOCG)
ブドウ品種:プロセッコ種 100%
横山さんの解説--------------------------------------
りんごや洋梨を思わせるエレガントでフルーティーな味わい。
フレッシュで柔らかみのあるバランスのいい
イタリアを代表するスプマンテになりました。
--------------------------------------------------
このスプマンテは、
軽く爽やかでほんのりとした甘味があり、
ワイン初心者にも飲みやすい味わいでした。
続いて前菜はです。
Antipasti
クルミ入りお肉のパテ サラダ添え
(Carne de pate)
パテはしっかりとした味で、
クルミの食感もあって飽きません。
軽めのスプマンテとぴったりでした。
続いてパスタ。
Pasta
桜海老と春キャベツのフェットチーネ
(Fettuccine di gambretto e cavolo)
フェットチーネは意外にあっさり。
桜エビと春キャベツの相性がシンプルで美味でした。
合わせる白ワインはこちら。
Vino Bianco(白ワイン)
ガヴィ・デル・コムーネ・ディ・ガヴィ
(Gavi del Comune di Gavi)
ブドウ品種:コルテーゼ種 100%
横山さんの解説--------------------------------------
香り華やかでスズランやレモンの皮、青リンゴのニュアンス。
酸が少なく余韻に甘みを感じるワインです。
ピエモンテ州を代表する白ワインです。
--------------------------------------------------
こちらも軽く飲みやすい味わいでしたが、
土の香りと僅かな酸味のバランスが良く、
重すぎないフィットチーネと良く合います。
ちなみに付け合わせのパンは、こんな感じでした。
続いて魚料理です。
Pesce
鰆のソテー プッタネスカ風
(Sartarto di sgombro alla puttanesca)
鰆のソテーはオリーブオイルとトマトのソースで、
菜の花の葉のフリット、舞茸のソテーと合わせて口に入れると、
深みのある味わいになり、とても満足感がありました。
そして肉料理。
Carne
仔牛のサルティンボッカ
(Saltinbocca di vitello)
仔牛のサルティンボッカとは、
仔牛の肉の上に生ハムを乗せ、
間にセージの葉を挟んでソテーにしたものですが
これが濃厚な味わいで満足感多めで、
付け合わせの竹の子のソテーとグリーンピースのソースが、
味わいに変化を与えていて、
そろそろお腹一杯…と言うタイミングなのに、
最後までペロッと行けてしまいました。
このメインによく合った赤ワインがこちらです。
Vino Rosso(赤ワイン)
イル・グリージョ(キャンティ クラシコ リゼルバ)DOCG
(IL Gligio (Chianti Classico Riserva) DOCG)
ブドウ品種:サンジョヴェーゼ種 100%
横山さんの解説--------------------------------------
ソフトなタンニンを感じさせる、心地よいキャンティです。
トマトソースから肉料理まで、幅広い料理に会う赤ワインです。
今回のボトルも特製5Lボトルでご用意致しました。
--------------------------------------------------
こちらのサンジョヴェーゼ、
軽すぎず重すぎずで飲みやすい味わいでしたが、
タンニンをしっかり感じるので、
今日の肉料理に非常に良く合っていました。
(今回人数が少なく5Lボトルで少し余っていたということで、
取材でしたが思わずカラフェでお代わりを…w)
最後にドルチェ(デザート)です。
Dolce 苺のムース
(Mouseline difragola)
もう、お腹いっぱいのはずでしたが、
軽めのムースで苺のすっきりした味わいも相まって、
こちらもペロリと。
ごちそうさまでした。
80回目の賞味会のレポートは以上です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
新潟県上越市出身。落語芸術協会会員。平成10年4月 春風亭鯉昇に入門、前座で鯉奴。平成14年6月 二ツ目昇進、改名して、瀧川鯉橋。趣味はお酒を飲むこと。
新潟産の純米酒、ゑびすビールがお気に入り。
平成24年5月真打昇進。
■ブログ『七転び 八起きの末の ホンダラダ~』
blog.goo.ne.jp/rikyoh3194
直近の公演スケジュール
4/16(金)お江戸両国亭「七人の侍-第81回-」(若手真打勉強会)
時 間:午后2時~4時半ごろ
木戸銭:1500円
出 演:円福、枝太郎、鯉橋「水屋の富」、小助六、鳳志、貞寿
会 場:お江戸両国亭(両国4-30-4)
4/18(日)新川崎・昭月落語会
時 間:午后3~5時
木戸銭:2000円
出 演:鯉橋「御神酒徳利」ほか、里光、2席づつ。
会 場:寿し屋の昭月(JR新川崎または鹿島田より徒歩約5分)
4/26(月)~4/30(金)浅草演芸ホール・夜の部
時 間:午后5時~9時(状況により時短営業の可能性あり)
木戸銭:3000円
主 任:鯉橋。ほかに桃太郎、蝠丸、太福など出演。
お問合せ:お問合せ:03-3841-6545(浅草演芸ホール)
6/27(日)鯉橋の落語でひとやすみ(第33回)
時 間:午后4時~5時半
木戸銭:1000円
出 演:鯉橋(二席)、アマチュア前座さんの高座有り。
会 場:喫茶「ひとやすみポン」
(若木2丁目、環八沿い。東武東上線・上板橋より徒歩約20分)
お問合せ:080-5544-9241(オビ)
※詳細や日時は各演芸場までご確認、お問い合わせください。
瀧川鯉橋落語さんをお迎えした、これまでの賞味会リポートもご覧ください。
ちょうど80回目となった賞味会を開催させていただきました。
今回は、瀧川鯉橋さん(→プロフィール)の「落語の夕べ」です。
演目は『元犬(もといぬ)』と、『かっぽれ』の踊りでした。
通常より若干スペースを開けて席を並べた会場ですが、ほぼ満席。
こんなご時世の中、本当にありがたいことです。
お忙しい中ご来店いただいた皆様には、心よりお礼申し上げます。
それでは、当日の様子を写真を中心にお伝え致します。
前半の瀧川鯉橋さんの落語からスタートです。
演目の『元犬』は、
江戸時代中期に出版された笑話本の中にある、
「白犬の祈誓」が元の噺だそうです。
白い犬は人間に近く、
信心すれば人間に生まれ変わる…という話を信じた犬が、
実際に人間になってしまったところから始まり、
たまたま丁稚に入った家の主人とのやりとりが楽しい噺。
鯉橋さんの軽妙な語り口で始まりました。
話の合間にちょいちょいと、
現代の世相も挟み込みながら、
様々な動きや表情でお話を進める鯉橋さん。
とても巧みです。
『元犬』の噺のあとは、
鯉橋さんご自身が踊る『かっぽれ』で、
前半の演目を終了しました。
時短営業に伴い、残念ながら少し短めではありましたが、
瀧川鯉橋さんの楽しい噺と踊りでした。
鯉橋さん、今晩もどうもありがとうございました。
続いて後半の食事会は、地下のダイニングへ移動。
当店のオーナーシェフ、折田浩の挨拶から始まります。
続いて、ワインのインポーター大倉フーズの横山さんからの、
本日お客さまに提供する、泡・白・赤、それぞれのワインの説明がありました。
(それぞれのワインの詳細は記事中に)
本日のスパークリングワインです。
Spumante(スパークリングワイン)
プロセッコ・スーペリオーレ DOCG
(Prosecco Superiore DOCG)
ブドウ品種:プロセッコ種 100%
横山さんの解説--------------------------------------
りんごや洋梨を思わせるエレガントでフルーティーな味わい。
フレッシュで柔らかみのあるバランスのいい
イタリアを代表するスプマンテになりました。
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このスプマンテは、
軽く爽やかでほんのりとした甘味があり、
ワイン初心者にも飲みやすい味わいでした。
続いて前菜はです。
Antipasti
クルミ入りお肉のパテ サラダ添え
(Carne de pate)
パテはしっかりとした味で、
クルミの食感もあって飽きません。
軽めのスプマンテとぴったりでした。
続いてパスタ。
Pasta
桜海老と春キャベツのフェットチーネ
(Fettuccine di gambretto e cavolo)
フェットチーネは意外にあっさり。
桜エビと春キャベツの相性がシンプルで美味でした。
合わせる白ワインはこちら。
Vino Bianco(白ワイン)
ガヴィ・デル・コムーネ・ディ・ガヴィ
(Gavi del Comune di Gavi)
ブドウ品種:コルテーゼ種 100%
横山さんの解説--------------------------------------
香り華やかでスズランやレモンの皮、青リンゴのニュアンス。
酸が少なく余韻に甘みを感じるワインです。
ピエモンテ州を代表する白ワインです。
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こちらも軽く飲みやすい味わいでしたが、
土の香りと僅かな酸味のバランスが良く、
重すぎないフィットチーネと良く合います。
ちなみに付け合わせのパンは、こんな感じでした。
続いて魚料理です。
Pesce
鰆のソテー プッタネスカ風
(Sartarto di sgombro alla puttanesca)
鰆のソテーはオリーブオイルとトマトのソースで、
菜の花の葉のフリット、舞茸のソテーと合わせて口に入れると、
深みのある味わいになり、とても満足感がありました。
そして肉料理。
Carne
仔牛のサルティンボッカ
(Saltinbocca di vitello)
仔牛のサルティンボッカとは、
仔牛の肉の上に生ハムを乗せ、
間にセージの葉を挟んでソテーにしたものですが
これが濃厚な味わいで満足感多めで、
付け合わせの竹の子のソテーとグリーンピースのソースが、
味わいに変化を与えていて、
そろそろお腹一杯…と言うタイミングなのに、
最後までペロッと行けてしまいました。
このメインによく合った赤ワインがこちらです。
Vino Rosso(赤ワイン)
イル・グリージョ(キャンティ クラシコ リゼルバ)DOCG
(IL Gligio (Chianti Classico Riserva) DOCG)
ブドウ品種:サンジョヴェーゼ種 100%
横山さんの解説--------------------------------------
ソフトなタンニンを感じさせる、心地よいキャンティです。
トマトソースから肉料理まで、幅広い料理に会う赤ワインです。
今回のボトルも特製5Lボトルでご用意致しました。
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こちらのサンジョヴェーゼ、
軽すぎず重すぎずで飲みやすい味わいでしたが、
タンニンをしっかり感じるので、
今日の肉料理に非常に良く合っていました。
(今回人数が少なく5Lボトルで少し余っていたということで、
取材でしたが思わずカラフェでお代わりを…w)
最後にドルチェ(デザート)です。
Dolce 苺のムース
(Mouseline difragola)
もう、お腹いっぱいのはずでしたが、
軽めのムースで苺のすっきりした味わいも相まって、
こちらもペロリと。
ごちそうさまでした。
80回目の賞味会のレポートは以上です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
瀧川鯉橋プロフィール
(たきがわ りきょう)新潟県上越市出身。落語芸術協会会員。平成10年4月 春風亭鯉昇に入門、前座で鯉奴。平成14年6月 二ツ目昇進、改名して、瀧川鯉橋。趣味はお酒を飲むこと。
新潟産の純米酒、ゑびすビールがお気に入り。
平成24年5月真打昇進。
■ブログ『七転び 八起きの末の ホンダラダ~』
blog.goo.ne.jp/rikyoh3194
直近の公演スケジュール
4/16(金)お江戸両国亭「七人の侍-第81回-」(若手真打勉強会)
時 間:午后2時~4時半ごろ
木戸銭:1500円
出 演:円福、枝太郎、鯉橋「水屋の富」、小助六、鳳志、貞寿
会 場:お江戸両国亭(両国4-30-4)
4/18(日)新川崎・昭月落語会
時 間:午后3~5時
木戸銭:2000円
出 演:鯉橋「御神酒徳利」ほか、里光、2席づつ。
会 場:寿し屋の昭月(JR新川崎または鹿島田より徒歩約5分)
4/26(月)~4/30(金)浅草演芸ホール・夜の部
時 間:午后5時~9時(状況により時短営業の可能性あり)
木戸銭:3000円
主 任:鯉橋。ほかに桃太郎、蝠丸、太福など出演。
お問合せ:お問合せ:03-3841-6545(浅草演芸ホール)
6/27(日)鯉橋の落語でひとやすみ(第33回)
時 間:午后4時~5時半
木戸銭:1000円
出 演:鯉橋(二席)、アマチュア前座さんの高座有り。
会 場:喫茶「ひとやすみポン」
(若木2丁目、環八沿い。東武東上線・上板橋より徒歩約20分)
お問合せ:080-5544-9241(オビ)
※詳細や日時は各演芸場までご確認、お問い合わせください。
瀧川鯉橋落語さんをお迎えした、これまでの賞味会リポートもご覧ください。